「胃が痛い」「食後に胃が重い」「少し食べただけでお腹いっぱいになる」。
そんな症状が続いて病院で検査を受けたものの、
「胃カメラでは異常ありません」
と言われたことはありませんか?
でも、症状は確かにある。
「異常がないなら、どうしてこんなにつらいの?」
そう思ってしまいますよね。
実は、機能性ディスペプシアでは、胃潰瘍や胃がんなどの明らかな病気が見つからなくても、胃の痛みや不快感が続くことがあります。
「異常がない」=「胃が正常」とは限らない
胃には、食べ物を受け入れたり、胃の中で動かしたり、適切なタイミングで腸へ送り出したりする「働き」があります。
この胃の**「機能」**がうまく働かなくなると、胃そのものの形に大きな異常がなくても症状が出ることがあります。
また、胃は自律神経や脳とも密接につながっています。
ストレスや睡眠不足、疲労などによって胃の動きが乱れたり、胃が刺激を敏感に感じるようになったりすることもあります。
そのため、
「検査では異常がないのに、本人はとてもつらい」
ということが起こります。
これは決して「気のせい」ではありません。
胃だけを見ないことも大切
機能性ディスペプシアの症状があると、どうしても「胃が悪い」と考えてしまいます。
もちろん胃の状態を確認することは大切です。
そのうえで、自律神経、睡眠、ストレス、食事、生活リズムなど、身体全体の状態にも目を向けることが大切です。
東洋医学でも、胃だけを切り離して考えるのではなく、「脾胃」を中心に身体全体のバランスを見ていきます。
「異常がないのに、なぜこんなに苦しいんだろう?」
その答えは、胃そのものではなく、胃の「働き」や「感じ方」、そして身体全体の状態に隠れているのかもしれません。
※胃の痛みや不快感が続く場合は、自己判断せず医療機関を受診し、必要な検査を受けることをおすすめします。

